
| 市内北端近くの海岸で彗星を撮りました。 10基の風力発電装置が鈍い音を立てる中、真っ暗な海に吹く風と波の音が心地よい恐怖感を演出してくれます。 ネオワイズ彗星、わずか3ヶ月半前にアメリカの赤外線観測衛星NEOWISEで発見されたそうで、最接近で肉眼でも見えやすい一等星から二等星程度の明るさ、今はもう三等星を切るくらいだから、都会で肉眼はちょっと難しいかなぁ。。。 見える時間や方角も、日本では日暮れ後の北西に数時間と夜明け前の北東で数時間、高度もそんなに高くないから、地形や構造物のほか、雲や雲谷の影響を避けるためには、地平線や水平線が見通せる場所かな。 このところずっと雨だったから、今日、明日見れなかったら次の機会を・・・ なんて思っていたら、次は6,800年程先の西暦8786年頃訪れるとの事、さすがにそこまでは待つ自信もない事から行ってみる事に。 双眼鏡を持参していなかったら見つけられなかったかも知れないこの直径約5Kmの小天体は、太陽系の外枠を超えたあたりから、太陽の引力に引かれてここまでやって来て、また数千年を掛けて帰っていく。 この星が次に見る地球はどんなだろう? 10年後や100年後はなんとなく想像できても、6800年後は地球や人類の存在さえ予想つかないよ。 |


